第16回 谷川真理ハーフマラソン(ハイテクハーフマラソン)を走りました
最終更新日:2016/05/21
1月11日(日)、「第16回 谷川真理ハーフマラソン」を走りました。昨年に続いて2回目の参加です。会場は新荒川大橋野球場です。ここから荒川沿いを走って往復します。この大会は参加人数が1万人と多いことからウェーブスタート方式(人数を分けて時間差スタート)を採用しており、なおかつコースが上りと下りの2つに分かれている少し変わった大会です。
1時間30分切りを目標タイムにする予定でしたが、昨年のフルマラソン以降あまり練習出来なかったため、昨年のベストタイム1時間33分切りを目標に走りました。
2016年の大会については、「第17回 ハイテクハーフマラソン(旧谷川真理ハーフマラソン)を走りました」の記事をご参照下さい。
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目次
コース
コースは基本的に平坦ですが、上りと下りのどちらのコースも河川敷から土手に上る箇所があり、多少起伏があります。上りのAコース、下りのBコースのそれぞれについて説明します。私はAコースしか走ったことがないため、Bコースについては大会後に実際歩いてみた感想になります。なお、AとBのフィニッシュ地点は共通です。
Aコース
荒川の河川敷沿いを朝霞水門まで往復するアスファルトのコースです。ほぼ平坦で起伏は折り返し地点直前しかないため、非常に走りやすいコースです。
10km地点手前の朝霞水門の直前で土手を上り、折り返し地点の直前に坂を下ります。朝霞水門から折り返し地点までの区間は道幅が狭くなるため(車1台半ぐらい)、上りと下りのランナーが交錯することもあり混雑します。当日は風を感じませんでしたが、上流から下流に向けて風が吹くことが多いようなので、その場合は折り返し後に追い風となります。
坂道を下って先にすぐ折り返し地点があり、再び坂道を上ります。
Bコース
荒川の河川敷沿いを堀切橋手前まで往復するアスファルトのコースです。今年の大会は工事中で道幅が狭い区間が多くあり、今年に限っては走りにくい状況が結構あったのではないかと思います。Aコースと同じで基本的には平坦なのですが、所々に細かいアップダウンがあります。全体的には舗装が新しい区間が多いので、Aコースと比較すると足の負担が多少軽いかもしれません。
走り始めてすぐに上り坂があり、土手を上ります。
岩淵水門を渡る前後にカーブがあるため、ここは混雑しそうです。岩淵水門を過ぎた土手沿いは、短い距離ですが上りと下りで2つに分かれます。
岩淵水門を渡ってすぐにスカイツリーが見えます。行きは左手の坂を下り、帰りは土手を走ります。
上流から下流に向けて風が吹いている場合、前半は追い風ですが、折り返し後は向かい風になります。平坦なコースとは言っても折り返し後は非常にゆるやかな上り坂になるため、前半調子に乗って飛ばし過ぎると後半がきつくなると思います。
5km地点の看板にも谷川真理さんの注意メッセージがありました。
AコースとBコースの振り分け
申込時にコースを選ぶことは出来ず、主催者側が振り分けます。自己申告タイムで振り分けていると思いますが、基準が分からないため公開された今大会の完走者のタイムを参考に推測してみました。
完走者9,456名の内、Aコースは5,750名、Bコースは3,706名です。人数は6対4ぐらいの割合のようです。Aコースの平均タイムは1時間47分58秒、Bコースの平均タイムは2時間13分15秒でした。そのため、Aコースのほうに速い人を振り分けていることが分かります。多分、ウェーブ毎でも分けているのではないかと思います。
更に、ネットタイム基準で10分毎の完走者数をグラフに描いてみました(縦軸が人数、横軸がネットタイム分布)。ざっくり言って、自己申告タイムが2時間未満はAコース、2時間以上はBコースと言えそうです。ただし、Aコースで3時間かかっている人もおり、Bコースで1時間半で完走している人もいるので、2時間を基準としてバラつきを持たせているものと思われます。
大会全体について
大会の様子
1万人も参加する大会なので華やかな印象です。タレント(芸人?)が野外放送で終始会場を盛り上げています。企業ブースも多数出店、食べ物の出店(でみせ)も豊富です。おでん、ラーメン、串、丼物、カレー等々、10店舗ぐらいありました。
子供が遊べる巨大なバルーンもあります。応援で来ても十分楽しめそうです。走り終わった後に抽選会があるので、参加者も最後まで楽しめます。
ランナーの体調面のサポートは万全です。東京消防庁の援助を受けているので会場とコース沿いの何箇所かに救急車と消防の車が止まっています。ハーフマラソンの大会でここまでの体制を整えている大会は記憶にありません。
ゲスト
谷川真理さんはスタート位置付近で応援してくれていたようですが、今年は姿を見ることができませんでした。自分がスタートした時はBコースのほうにいらっしゃったようです。例年は川内優輝選手が参加されていますが、今年は不参加でした。報道によると昨年末の防府読売マラソン翌日の練習で負傷されて1ヶ月練習できていないと言うことなので、そのためかもしれません。猫ひろしさんは今年も参加され、Aコースの途中の折り返してくる所で姿を見ました。今年のタイムはセカンドベストだったそうです。
大会受付
ゼッケン、ランニングチップは事前に送られてくるので会場で受付に行く必要はありません。ウェーブスタートは15分おきにスタートします。人数が分散されているため大きな混雑なくスタートできます。スタート位置には早いもの勝ちで並びます。なので、記録を狙いたい人は早めに並びましょう。
荷物預かり
荷物はゼッケンの下1桁で別れて預けます。ゼッケン番号を書く荷札も事前に送られてきているので、あらかじめ書いておきましょう。そうしておくとスムーズに預けることができます。更衣室もありますが、自分は利用しなかったため様子はよく分かりません。
更衣室・トイレ
テントの更衣室があります。
仮設トイレは男女共用88基、男用40基設置されていますが、それでもかなり混雑します。早め早めに行ったほうが良いです。
景品、完走後
ゼッケンと一緒に送られてきた景品はバスクリンの入浴剤でした。
完走後に蒸しタオル(紙製)、パン(山崎のランチパック)、アミノバイタルの粉末とペットボトルがもらえました。ハーフマラソンの大会としては多い方です。Tシャツももらえるのですが、今年のデザインはいまいちでした。昨年は紺色でセンスのあるデザインだったのに、今年のは前面にキャラクターがプリントされていて使いづらいですね。来年の大会までお蔵入りの可能性が高いです。
記録証は後日インターネットでダウンロードする方式です。こちらは当日夜にはダウンロードできるようになっていますが、順位確定は1月19日までかかりました。時間がかかった理由は、ランニングチップを付け忘れて走った人の救済措置として、ゼッケン番号によるフィニッシュ時の画像判定を行っているためではないかと推測しています。この大会はチップを靴に自分で付ける必要があるので、付け忘れる人が絶対いそうです。
結果
前日にコースの下見で10km近く歩いた影響でふくらはぎが軽い筋肉痛というあまり良い状態ではありませんでした。なおかつ、当日朝にBコースの折り返し地点を確認するため北千住に行ってから会場入りしました。そのため、走る前から足が重たい状態でした。何をやってるんだと思われるかもしれませんが、結果的にはそれが功を奏しました。
会場入りした後も写真撮影を続けた結果、アップもストレッチも何もせず、直前にトイレに行ったためにほぼ最後尾からのスタートとなりました。Aコースの第2ウェーブでのスタートでした。今回の戦略は、キロ4分30秒ペースで走り始めて5km毎に5秒ずつペースを上げていきます。最近色々なマラソン本を読んで、ネガティブスプリットと言う前半ペースを抑えて後半ペースを上げる走り方が良いことが分かったので、それを試しました。
今回の記録です。
距離(km) | 区間タイム | 到達時間 | 距離(km) | 区間タイム | 到達時間 |
---|---|---|---|---|---|
0 | 2:15 | 2:15 | 12 | 4:11 | 56:17 |
1 | 5:10 | 7:24 | 13 | 4:13 | 1:00:30 |
2 | 4:40 | 12:04 | 14 | 4:15 | 1:04:45 |
3 | 4:31 | 16:35 | 15 | 4:12 | 1:08:58 |
4 | 4:29 | 21:04 | 16 | 4:08 | 1:13:05 |
5 | 4:24 | 25:28 | 17 | 4:17 | 1:17:22 |
6 | 4:24 | 29:52 | 18 | 4:18 | 1:21:40 |
7 | 4:22 | 34:15 | 19 | 4:15 | 1:25:55 |
8 | 4:22 | 38:36 | 20 | 4:11 | 1:30:06 |
9 | 4:26 | 43:02 | 21 | 3:59 | 1:34:05 |
10 | 4:16 | 47:18 | 21.0975 | 23 | 1:34:29 |
11 | 4:48 | 52:06 |
ほぼ最後尾からのスタートだったので、2km地点ぐらいまでは混雑に巻き込まれましたが、それ以降はほぼ戦略通りに走ることができました。11km付近は道幅が狭くなる影響で追い抜き出来ずペースダウンしてしまいましたが、以降はほぼキロ4分15秒ペースで走ることが出来ました。足が重い状態からスタートしたので前半は抑えて走ることが出来、身体が温まる後半にペースを上ることが出来ました。最後の1kmもラストスパートがきっちり出来ました。最後まで自分の力を出し切れた感覚がありました。2km以降は誰にも抜かれなかったと思います。大抵ずるずる順位を落として行くので、これは始めての経験でした。今後もこの走り方を実践したいと思います。
公式タイムは1時間34分29秒でしたが、ネットタイムは1時間32分14秒だったので、目標タイムを無事切ることが出来ました。今後の課題はスピードです。今はまだキロ4分15秒のペースでしか走れないので、キロ4分に近いペースで走れるようになりたいです。それぐらいで走れないとフルマラソンで目標としている3時間切りは無理だと思います。
ちなみに、完走後にBコースを折り返し地点まで歩いてみました。3月に板橋Cityマラソンでここを走る予定なので、その下見も兼ねてました。板橋Cityマラソンは折り返し地点から更に下流へ7km走ります。うんざりしますね。
次の大会は2月1日の「神奈川マラソン」、ハーフの大会です。ここから2、3週間おきに大会に参加していくので、ここからが自分のマラソンシーズン本番です。