Mirakurunのインストール手順(Ubuntu・Debian・CentOS)
最終更新日:2019/02/10
Chinachu Airのチューナー制御部であるMirakurunのインストール手順と録画方法について説明します。
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目次
Mirakurunとは?
Mirakurunは地デジ・BS/CSチューナーをLAN内で共有するためのソフトウェアです。WindowsにはSpinelと呼ばれる同様のソフトがあり、そちらの影響を受けて作られたようです。このMirakurunの登場により、従来のLinux録画サーバでは不可能だった、1つのチューナーを複数のクライアントで共有しての録画(サイマル放送の同時録画、BS/CSの同一TP内の複数番組同時録画等)、1つのチューナーで録画しながらリアルタイム視聴することも可能になります。
本記事で紹介するのはLinuxでのインストール手順ですが、実験段階とは言えWindows 10でも動作します。動作例の報告はありませんが、OS Xでも動作するようです。
ご存じの方も多いと思いますが、現在開発中である録画サーバソフトChinachu Airは、このMirakurunを使用します。本記事ではMirakurunのインストールとRivarunによる録画確認までの手順を紹介します。
注意点
本記事でMirakuruのインストール手順を紹介するLinuxディストリビューションは以下の3つです。
- Ubuntu 14.04以降
- Debian 8.0以降
- CentOS 7.3以降
これより古いバージョンでも動作可能だと思いますが、当ブログでは上記バージョン以降で動作することを確認しています。
本記事で紹介する手順はrecpt1コマンドを使用する方法のため、最低条件としてrecpt1コマンドで録画できる環境が必要になります。環境構築方法については、本ブログの以下の記事をご参照下さい。
基本的にPT3で利用することを前提に記事をまとめていますが、PLEX社のTVチューナーでも利用可能です(PX-W3U4、PX-W3PE4、PX-Q3U4、PX-Q3PE4)。以下の記事で紹介しています。