Windows 10の正規品を一番安く買えるのはどこ?
最終更新日:2019/11/02
Windows 10の正規品を一番安く買えるのはどこなのかを説明します。価格.comの最安値が最安値であるとは限りません。
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一般に購入できるWindows 10の種類
本題に入る前にWindows 10の種類について説明します。
一般に購入できるWindows 10にはHomeとProの2つのエディションがあります。HomeとProの違いをここでは説明しませんが、かなり大雑把に書くと、Homeは家庭用、Proは仕事用と思ってもらえれば良いです。注意点としてWindows UpdateがHomeでは自動(強制)なのに対し、Proでは任意に変更可能です。突然PCを再起動されるのが嫌な方はProをおすすめします。
次に販売形態です。ややこしい事に3つもあり、それぞれ値段も違います。
- パッケージ版
- ダウンロード版
- DSP版
いずれも1ソフト1ライセンスです。ちなみに、いずれの版でも海賊版と思われる商品が販売されているようです。以降、もう少し掘り下げて説明します。
パッケージ版
パッケージ版は昔ながらの箱に説明書やインストールメディアが入った商品です。インストールメディアはDVD-ROMではなくUSBメモリーです。DVD-ROMでない理由は、光学ドライブがないPCが増えたためと思われます。
店頭では、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの家電量販店、DOS/Vショップなどで販売されています。もちろん、MicrosoftやAmazonなどのネット経由でも購入可能です。
ダウンロード版
ダウンロード版は、文字通りインターネットからダウンロード購入する商品です。日本ではMicrosoft、Amazon、ヨドバシカメラ等の家電量販店サイトなどで購入可能です。
DSP版
最後に一番ややこしいのがDSP版です。なんらかのPCパーツ(以降バンドルパーツ)とセット販売される商品です。例えば、CPUと一緒に購入すれば、そのCPUとひも付けされたライセンスになります。そのため、主に自作PC向けの商品と言えます。こちらのインストールメディアはDVD-ROMです。
対象となるバンドルパーツは、CPU、メモリー、マザーボード、SSD、HDD、CPUクーラー、CD/DVD/Blu-rayドライブ、拡張カード(PCI、AGP、PCI Express)などです。外付けのUSB機器は対象外です。
PCパーツとのひも付けは販売店側で行っているに過ぎず、Windows 10側で行っている訳ではありません。ですから、バンドルパーツを使わなくてもライセンス認証自体は通ります。また、店側が明らかなゴミパーツ(中古のメモリー等)と一緒に売っているものもあります。
Windows 10のライセンス認証は、インストールしたハードウェア構成に対して紐づけされます。そのため、バンドルパーツを使わなくても問題ないようです。ただし、最初にインストールした環境から大幅にハードウェア構成が変わると認証が外れる恐れがあるため注意が必要です。メモリーやグラフィックボードの交換なら問題ありませんが、CPUやマザーボードなどの交換では外れることがあるようです(たとえ外れてもMicrosoftに直接問い合わせれば再認証される可能性はあります)。
色々と難しいことを書きましたが、Amazonで販売されているDSP版のおすすめ環境について説明した上の画像を見ると、仮想環境やMacも含まれています。結局、ハードウェア構成を頻繁に変えない環境であれば、特に問題ないと言えそうです。
その意味では、仮想環境や自作PCでもベアボーンキットなどでの利用がおすすめです。
AmazonのWindows 10無料解説本
26ページと短いですが、AmazonにはWindows 10の無料解説本(PDF)があります。内容はデスクトップ画面の各部名称の説明から始まり、簡単な使い方やショートカットキーについて書かれています。特に損することは無いのでぜひダウンロードしましょう。
どこで購入すれば良いか?
価格.comに掲載されているのは、Windows 10 パッケージ版と一部のDSP版のみです。ダウンロード版は掲載されていません。
以前はどの版もAmazonがネットの最安値に近い価格でしたので、基本的にAmazonの商品をおすすめしていました。しかし、2019年に入ってからAmazonが価格競争から離脱したため、そうとは言えなくなってしまいました。
具体的には、Amazonで扱っている商品を価格.comのショップ一覧から外す例が増えており、Windows10もその対象です。そのため、価格.comの最安値に合わせてAmazon側で安い価格に変動することは実質なくなっています。
記事投稿時から定期的にAmazon以外の店舗も含めた価格調査をしているので、購入の参考にして下さい。
以下はパッケージ版の2019年12月26日 AM07:00現在の価格情報です。価格.comの最安値とAmazon価格(及び最安値との差額)をまとめています。Amazonが販売元の商品がない場合は品切れとしています。商品ごとのリンク先はAmazonの商品ページになっています。
種類 | 最安値 (税込) | Amazon価格(税込) [差額] |
---|---|---|
Windows 10 Home 32/64bit 旧パッケージ版 | \18,982 | 品切れ [-] |
Windows 10 Pro 32/64bit 旧パッケージ版 | \23,800 | 品切れ [-] |
Windows 10 Home 32/64bit 新パッケージ版 | \16,050 | \16,417 [+\367] |
Windows 10 Pro 32/64bit 新パッケージ版 | \22,789 | \23,808 [+\1,019] |
2019年9月13日に新パッケージのMay 2019 Update版が発売されました。旧パッケージは2017年のFall Creaters Update版ですが、Windows Updateすれば同じなので安いほうを購入すれば良いです。
以下はダウンロード版のAmazonと代表的な店舗の価格です。
種類 | Amazon価格 (税込) | 参考店舗 | 価格 (税込) |
---|---|---|---|
Windows 10 Home 32/64bit ダウンロード版 | \17,926 | Microsoft Store | \19,360 |
ヨドバシ.com | \19,330 | ||
ビックカメラ | \19,338 | ||
Windows 10 Pro 32/64bit ダウンロード版 | \25,788 | Microsoft Store | \28,380 |
ヨドバシ.com | \28,370 | ||
ビックカメラ | \28,370 |
以下はDSP版のAmazonと代表的な店舗の価格です。参考店舗に関して、異様に安くて海賊版の疑いがある店舗、バンドルパーツに問題がある店舗(バンドルバーツなし、中古品等)は対象外としています。全てインターネット上の価格のため、店頭価格は異なる可能性があります。
Windows 10 Home 64bit DSP版 | |||
---|---|---|---|
バンドルパーツ | Amazon価格 (税込) | 参考店舗 | 価格 (税込) |
店指定パーツ | \15,630 | アプライドネット | \13,948 |
自由選択 (別途購入) | - | ドスパラ | \13,387 |
ツクモ | \15,180 | ||
PCワンズ | \15,660 |
Windows 10 Pro 64bit DSP版 | |||
---|---|---|---|
バンドルパーツ | Amazon価格 (税込) | 参考店舗 | 価格 (税込) |
店指定パーツ | \20,477 | アプライドネット | \18,040 |
自由選択 (別途購入) | - | ドスパラ | \17,340 |
ツクモ | \22,880 | ||
PCワンズ | \21,290 |
購入する種類のおすすめは、自作PCの場合はDSP版、すぐにでもインストールしたい場合はダウンロード版、ダウンロード版に抵抗感がある場合はパッケージ版です。
注意点として、Amazonでは海賊版が紛れ込んでいる危険性があります。しかし、販売元がAmazonであることを確認すれば問題ありません(上の画像)。安いからと言ってAmazon以外の販売元から買わないほうが無難です。中には正規品を売っている店もあるとは思いますが、見たことも聞いたこともない店の場合、購入して実物を確認しない限り分からないと思います。Amazonでも特にDSP版は、アメリカやロシアの販売業者が異様に安い価格で売っていることがあるのでご注意下さい。業者名がアルファベットだと怪しいと思って下さい。
毎日この記事を更新できないため、Amazonの最新価格については下記のリンクで価格をご確認下さい。なお、マーケットプレイスの価格も含めた最低価格が表示されているため、リンク先で販売元がAmazonであることの確認は絶対に行って下さい。
以降はHomeの各版の価格です。
以降はProの各版の価格です。